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海外暮らしインタビュー:中国在住Hさん(後編)

Interview to a Japanese parent living in China – Part 2 ご主人の駐在に伴い家族6人で中国にお住まいのHさん。前回のインタビューに続いて後編をどうぞ。 ・休みの日は、どう過ごしていますか? 長男が幼稚園の時からサッカー命で、こちらでもクラブチームに入っているので、その練習や試合に連れて行ったり。これは、主に主人担当です。あと、冬は寒くてあまり出歩きませんが、気候が良い時には、フリスビー、バドミントン、サッカーボールなどを持って、大きな公園へよくピクニックへ出かけます。その辺りの休日の過ごし方は、日本にいる時とあまり変わらないですね。 ・妊娠、出産、教育など、子育てに関わることについて、お住まいの場所の良いところはどんなことか教えてください。 中国人は子どもにとても寛容で、赤ちゃんを抱っこしてバスに乗れば、すぐに席を譲ってくれるし、にこやかに話しかけてくれる人も多いです。日本に比べると外食もしやすいかも。中国人は話し声が大きいから、子どもが騒ぐ声も気にならないのかな(笑)渡航前は反日感情が高いんじゃないかと心配しましたが、普段生活している中では、日本人だからと嫌がらせを受けることもありません。ただ、こればかりは時期もあるようです。また、年々賃金が上がって来て、以前より利用する人は減ったようですが、お手伝いさんを雇っている日本人も多く、家事、ベビーシッターを頼めるのは、日本で子育てするよりも楽かもしれません。うちも週3回程度、パートタイムで、家事とシッターを頼んでいます。 ・日頃、日本の食材や日用品などは、どうやって調達していますか?  日系のスーパーが何ヵ所かあったり、日本を含むアジアの食材が揃う店が市場に入っていたりして、食材の調達はあまり苦労しません。ただ、やはり日本で買った方が安いので、日持ちするものは、一時帰国した際に買って来る方が多いです。 ・日本に一時帰国した際、買って来るものは何ですか? 大人のものも、子どものものも、ブックオフでまとめて本を買って来ます。今回行った店舗には日本の歴史漫画が1~18巻揃っていて、しかも1冊100円と破格だったので、頑張って持ち帰って来ました。また、子どもの靴は日本で買った方が安くて品質が良いので、少し大きめのサイズまで予備で買ってきています。最近は円安元高で、何を買っても日本で買った方が安いので、衣類、食糧品、お菓子など、持てるだけ買ってきています。 ・日本から持ってきて良かった!というものがあったら教えてください。 ホームベーカリーは引っ越しの時に日本から持ってきて正解でした。ただ、変圧器を通して使っていたのですが、先日、子どもが誤って直でコンセントをつないでしまい、壊れてしまいました(涙)修理してくれる店があると聞いたので、近々持ち込むつもりでいます。 ・日本の情報を収集するのに、おすすめのサイトやソーシャルメディア、書籍などありましたら教えてください。 実は中国には、インターネットテレビなるものがあり、契約すると日本の地上波、ケーブルテレビの番組を自宅のテレビで自由に見ることができます。我が家は海外居住を機に、子どもたちのテレビ離れを図ろうとしたのですが、6月のワールドカップでどうしても日本代表の試合が見たくて導入してしまいました。家で日本のテレビが見られると、海外生活感がだいぶ薄れます(笑)ニュースは、SmartNewsというアプリで、時々チェックしています。 ・これから海外に引っ越す予定の方へメッセージやアドバイスをお願いします。 見知らぬ土地での生活を想像すると、不安なことも多いと思います。でも、大丈夫。実際に来てみると、親切な人ってたくさんいるものです。日本人でも、現地の人でも、他の外国人でも。日本にいる時のような、何かが必要になった時にとりあえず100均に行けば済む、みたいな便利さや、計画したことが段取り通りに進む安心感(想定外のハプニングがしょっちゅう起こる)は、海外の暮らしにはありませんが、人って誰もが助け合って生きているんだなと分かって、それもまた楽しいものです。気分が落ち込んだ時には、美味しいものを食べて、しっかり寝ること!私も実践しています(笑)海外生活、たった9ヶ月でたいしたアドバイスもできませんが、人生のうちの特別な時間だと思って、楽しく過ごせたらいいですね。 美味しいものを食べてしっかり寝ること、私も意識して実践するようにしています!Hさんとお子さんは4年間の滞在予定とのことですが、育ち盛りのお子さん達がこれからどう成長していくかとっても楽しみですね。タクシー2台での外出・・・大変なこともあるでしょうが、その後のHさんファミリーの様子をまたぜひ教えてください。 Hさん、年末年始のお忙しい中、色々なお話を聞かせて頂きどうもありがとうございました。 日本国外にお住まいでインタビューを受けても良いという方、 また中国での暮らしについて質問がある方は japaneseparents @ gmail . com まで お気軽に連絡ください。お待ちしています! Advertisements

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海外暮らしインタビュー:中国在住Hさん(前編)

Interview to a Japanese parent living in China – Part 1 外務省の海外在留邦人数統計によると、海外に長期在住する日本国籍者、すなわち在外日本人の数は2013年の時点で125万8,263人。世界各国で、一時的または永住者として生活されているみなさん。それぞれの国や地域ならではの生活習慣や子育て事情などについて、個人的な経験や感想をシェアして頂こうと思いロングインタビューをさせてもらうことにしました。記念すべき第一弾は、現在中国にお住まいのHさん(女性)です。 ・Hさん、こんにちは。今日は、海外で子育てをしている日本人の方へのインタビュー第一弾として、いろいろ話を伺えればと思います。Hさんは中国にお住まいなんですよね。引っ越しして、どのくらいになりますか? 約9ヶ月経ちました。 ・そちらに住むことになったきっかけは何ですか?滞在予定はどの位? 主人の会社の転勤に帯同して来ました。海外駐在は初めてです。任期は5年前後だと聞いていますが、主人が半年早く来ていたのと、長男の中学入学のタイミングがあるので、私と子どもたちは4年滞在のつもりでいます。 ・普段、日本のご家族、友人とどのようにコミュニケーションをとっていらっしゃいますか? LINEやSkypeを主に使っていますが、中国では規制が入り、使えなくなることがあります。主人の両親はスマホを使っているので、中国版LINEのようなWeChatというアプリをダウンロードしてもらって、それでやり取りしています。無料で通話もできるので便利です。Facebookは、VPN*接続しないと使えないので、心理的に距離ができて、閲覧頻度がだいぶ減りました。 *Virtual Private Network (仮想プライベートネットワーク) ・情報規制は、中国ならではの問題ですね。 日本にいた時は、ネット環境が自由にならないことなど考えもしなかったので、とても驚きました。Google、Facebook、Twitterは、VPNで接続しなくては使えないですし、自由に閲覧できないブログもたくさんあります。 ・他に、日本と違って、苦労していることはありますか? 中国ではマイカーを運転することができないので(トラブルが多いので、会社で運転を禁止されている)、移動手段は、毎回タクシーや公共交通機関。子どもが多いので、タクシー1台では乗り切れず、週末はいつも2台に分かれます。来たばかりの時は、中国語もできないのに大人一人で子どもを連れてタクシーに乗るのが不安で不安で。毎回iPhoneのマップを握りしめてました。また、家族でアウトドア好きなのですが、それが気軽にできないところはストレスですね。こちらで運転できない分、夏休みに一時帰国した時には、長野にキャンプに行きました。 ・Hさんは、お子さんが4人いらっしゃるんですよね。お子さんたちの海外生活について教えてもらえますか? 9歳、7歳、6歳、1歳の子どもがいますが、それぞれの学校選択でとても悩みました。日本人学校、インターナショナルスクールと選択肢があり(現地校も通えるが、中国語が全くできないため除外、英語もほぼゼロからのスタートだが、ESOL*があって受け入れてもらえる学校が数校あり)、滞在期間と子どもの年齢を考え、本を読んだり、実際インターにお子さんを通わせている人や通わせていた人、海外で教育を受けた経験がある人などに話を聞いたりして、決めました。現在9歳の長男、7歳の次男はインターに、6歳の三男は日系幼稚園に通っています。 *English for speakers of other languages ・海外に引っ越す際に参考にした本を教えてください。 『バイリンガル教育の方法~12歳までに親と教師ができること~』中島和子著(アルク)、『バイカルチャーと日本人~英語力+αを探る』櫛田健児著(中公新書)、『英語を子どもに教えるな』市川力著(中公新書)を読みました。ネットで、バイリンガル教育について調べると、「日本語も英語も中途半端のセミリンガルになる」とか「非英語圏でインターに通わせるのは自己満足」とか、否定的な意見がよく出てくるんですね。ただ、ほとんどの場合、その根拠はとっても希薄。子どもの能力や親の関わりは無視した意見だったり、当事者でない人がイメージだけで言っていたり。なので、あまり気にしないことにしました。参考にした本には、実際のいろいろなケースが出ていて説得力があり、バイリンガル教育は楽ではないと覚悟した上で、せっかくのチャンスなのでチャレンジしてみようと思いました。あと、こちらに来てから読んだものですが、『ミュンヘンの小学生』小安美智子著(中公新書)も、小学校低学年の子どもの言語環境が変わったケースの経験談として、とても面白かったです。 ・渡航前にした準備や、渡航後に意識したことなどはありますか? 長男は小2でしたが、渡航前にしたのは、アルファベットを書けるようにしておいたことくらい。英語環境への準備はほとんどできないまま、入学させてしまいました。4月からという年度途中の編入だったこともあり、最初は苦労しましたが、8月からの新年度が始まってからは、仲の良い友だちもできて、楽しく学校に行っています。まだまだ、英語環境についていくための勉強が必要なのですが、学校の先生からも、母語での読解力を伸ばす重要性を説かれ、日本語での読書の時間を意識して作るようにしています。英語が不自由しなくなったら、中国語にも挑戦させたいと思っているけれど、それはまだ先の話ですね。 私自身、中国は全くの未知の世界。先に中国入りしていた夫から、「日本語はもちろん、英語もほとんど通じないから、中国語の勉強は必須」と脅され、渡航前に週1回1時間のレッスンを半年ほど受けました。とはいっても、夫は単身赴任中な上に四男の出産も挟んだので、まとまった勉強はできず。でもまぁ、心の準備にはなったと思います。こちらに来てからは、週2回2時間のペースでレッスンを受けています。日常会話レベルには程遠いですが、タクシーに乗ったり、買いものをしたり、レストランで食事をしたりといった、日常生活はできるようになりました。とはいっても、実は、日本人向けの肉や野菜のデリバリーがあったり、マンションのサービスは英語が通じたりと、中国語を話さなくて も生活できてしまうんですよ。もちろん話せた方が便利だし、生活がより楽しめると思うので、もうちょっと頑張りたいと思ってます。 … Continue reading

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